アイドルと旅して山に登る

アイドルを追いかけていたら全国を旅していてついでに山にも登っていた

演劇女子部「ファラオの墓」【感想・ほぼ千秋楽】

「太陽の神殿」の最後とそのひとつ前、 「砂漠の月」の最後を見てきた。

初回鑑賞後の感想はこちら。

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アンケスエン

わからないと言ったアンケスエンのことがわかってきた気がする。

彼女は普通の女の子であり、普通の女の子のようになりたかったんだろう。

サリオとの出会い。 彼への口づけは、生まれる前から(だったかな)決められた許嫁や父への反発からの勢いでしてしまったことではなかろうか。 しかし、勢いであれ初めてしてしまったことへの動揺と、奴隷とは言え美しくもどこか品のある男に惹かれるものがあったのか。

許嫁に縛られ、それならいっそ誰も愛さないと言ったものの本当は普通に恋をしたかったのだろう。 そして唐突に恋は始まってしまった。 一度走り出したら恋心というのは止まらないのだろう。今まで無意識で抑えていたのもある。

ネルラにウキウキとサリオのことを話すアンケスエンのなんと可愛いこと。

ラストシーン

「ナイルキアのように愛する者の手で殺されたかった」

最初見た時にそのように感じてしまったけど、それはやはりその通りなんだろう。 でもそれだけじゃない想いも感じとれた。 平和を願う心も、ナイルキアの遺志を果たしたかった想いも。

平和を願うことと誰かを愛することは同じレベルで共存しうることなんだろう。 なんだかつんく♂さんの歌みたいだ。

ナイルキアに殉じると言ったけど、本当に彼女のような恋がしてみたかったのかもしれない。

よくわからないところもある。 アンケスエン本人もわかってないところがあるのでは。 ただこうするしかなかった、こうしたかったという想いが最後のナイルキアとの対面で触発されて身体を動かしたんだろうか。

スネフェルとアンケスエン

2人は嫌い合っていたわけではないように思う。 意固地というか。

スネフェルがたびたびアンケスエンのもとを訪れて気を引こうとしていることの、なんと不器用で可愛くて、素直に接することのできない愛おしさ。

そんな素直じゃないスネフェルなものだからアンケスエンも素直になれない。 そうやって今更引くに引けなくなった2人が物語の根本にありそう。

だいぶ前に通りすぎてしまった分岐点、そこで違う方に歩いて行けていたら、2人が結ばれる平和なウルジナもあったんじゃないかと思う。 だって絶対、スネフェルはアンケスエンのこと好きだったよ? ナイルキアの恋を応援したのも、 スネフェルにも愛を知り幸せになってほしかった願いもあるのかなって思ったりした。

ラストシーン、自分を庇った時と息絶えた時と、スネフェルは「アンケスエン」とただ呟く。 その胸に去来する想いはどんなだったのかな。 哀しいな。

アンケスエンとナイルキア

アンケスエンがナイルキアに話す時はいつも同じ高さの目線になって語りかけていた。 仕える人はみんな年上(たぶん)、 友だちもいない、 そんな彼女に可愛らしい妹のような存在ができたのは嬉しい出来事だったんじゃないかな。

ナイルキアはアンケスエンを変えた。 美しいハープを弾き、キラキラと輝き、恋心に頬を染め、愛する人同士が憎しみ合うのを憂い止めようとする、輝くナイルキアがいなければアンケスエンは最後に命を懸けてもとは思わなかったのはのでは。

ハープと言えば、ナイルキアは劇中何回かハープを演奏するけど、そのどれも音色が違う。 具体的に何が違うのかわからないけど、心情により弾き分ける野中ちゃんはすごいなと思う。

主従関係

やはり私は主従関係というものが好きだ。

アンケスエンとネルラ、スネフェルとルー、イザイとサライ。もうそれぞれにときめいてしまう。 従がみんな主の感情に寄り添ってるのが本当に良い。 主が従に気を止めることは少ないけど、いるのが当たり前で、でも頼りにしている、お互いの自然な関係が堪らないく良い。

ネルラは小さい頃からアンケスエンと一緒にいたのだろう。 お互い、友だちにも近かったのでは。 そんな2人のやりとりはとても小気味良い。 それでも主従があるのがいいのである。 サリオに恋するアンケスエンに最初は良い顔をしていなかったのに、お互いがいい関係になると主人の恋に胸を踊らせつつも見守る立場になるの良い。 2人が愛を歌った後にアンケスエンに従い去る間際、笑顔でサリオキスに会釈するネルラが良い。

ルーはいつからスネフェルに仕えてたのかな。 この2人も長いのだろう。 皆が恐れる蛇王に、畏れることはあっても恐れることなく心から仕える。 そんなルーの存在がスネフェルにもありがたかったのだろう。 どこの馬の骨とも知れない女が主の前に唐突に表れても、主が心を許せば自分もまたそれに倣う。 スネフェルが偉そうならルーも偉そう、スネフェルが動揺すればルーも動揺する。 そんなルーがとても愛おしい。 サリオとスネフェルの初対面で剣を持ったサリオからサッとルーを庇う、そんなところち2人の良さが垣間見える。

サライはちょっと子分感が強い(笑)。 強く毅然としたイザイを慕い敬い憧れ、この人にどこまでも着いていこうする。 そんな風に思える人がいるのは幸せなことだと思う。 イザイもとても頼りにしている。 あと、サライは嫌がる奴隷を従わせる立場にいるので、奴隷からの印象はそれほどよくないのだろう。 酒を一緒に飲もうとしても無視されたり。 そんな彼もウルジナ兵などからは奴隷を守ったりしていて素敵なんである。 無視されても不貞腐れることなくただ寂しがる、そんなところが良い。

みんな可愛い

こんなに登場人物のみんながみんな可愛いと思ったことはない。 具体的に挙げていくとキリがないけど、 そんな魅力的なキャラがたくさんいて、 それをみんながよく引き出していたのが良い。

歌の説得力

歌が良いと妙に説得されてしまうところがある。

石田さんはコンサートだと、良いところはあってもそれほど歌が上手い部類にいるわけではない。 ところが舞台になると一変する。 今回は過去最高というか、もう何もかもすっ飛ばした凄みがあった。

この舞台で最高の歌を歌ったのは石田さんだろう。 太陽編が良かったという人が多いのは、こういうところにもありそう。

他にもアンケスエン。 彼女の気持ちは何度も書くけどわからないところがある。 でも最後の歌は、そのいろんな感情がないまぜになった響きがあって、最後の行動へ繋がっていく迫力があった。

あとはイザイか。 ただただ力強い。 鷹が立ち上がるところもケス大臣を殺したところも、その熱い感情がまっすぐ突き刺さってくるの素晴らしかった。

モーニング娘。にはこれからも「ごがくゆう」のような演技のみの舞台ではなく歌を交えたミュージカルをやってほしい。

最後に

なんだかんだ見終わってしまうと、良かったなあと思える舞台だった。 今回の感想は演者ではなくキャラクター寄りで書いたけど、そういう風に書いてしまうくらいに、みんな良かったと思う。

また来年も舞台がみたい。 どぅーがいなくなってまた雰囲気は変わるだろう。 楽しみだ。 でもやっぱり人の死なないのがたまには見たい。

演劇女子部「ファラオの墓」【感想・初回】

モーニング娘。'17がメインキャストの舞台「ファラオの墓」を見てきた。 「太陽の神殿」「砂漠の月」それぞれの初演を。

いい舞台だと思う。でも???な部分も多かったり。

ネタバレ全開で感想を書きます。

原作との違い

コミックス4巻分を約2時間にまとめるのだから違いがあって当然。 そのまとめ方が、ちょっと私の好みではなかったように思う。

エステーリアとウルジナ、2国が滅ぼし滅ぼされの関係にあり、基本的には憎み合う間柄。 なのにそれぞれの国の姫だったり王子の婚約者が互いの国の王や王子と愛し合う関係になってしまった。 その愛憎のせめぎ合いが苦しくも悲しい、この物語の核だと思っていた。

舞台ではその「憎」の部分が薄れ、「愛」に偏ってしまっているように感じられた。 それはそれで良いのかもしれない。 でも、なんで?と思う部分も多々あった。

原作をベースに観劇したので、その違いに戸惑いながら最後まで見てしまい、 そのせいか変に先読みをしてしまい、 違和感を抱えたまま登場人物の感情の流れに追いつけずに終わってしまったところがある。

2回目の観劇、「砂漠の月」の初演では、それを前提に見ていたので良いのだけれど、 やっぱりわからないなあと思うところも残った。 それが個人的に問題。

なぜなら、その大部分がふくちゃん演じるアンケスエンの最後の行動と言葉だったから。

アンケスエン

アンケスエンはウルジナ国の高官メネブ神官の娘であり国王スネフェルの婚約者。 その彼女が敵国(というかスネフェルが滅ぼしてしまった国)の王子を一目惚れ的に愛してしまった。

そう、まさに一目惚れ。 2人は結果愛し合うわけだけど、ちょっとそこまでの流れが弱いように思えた。 さっき愛に偏ってしまったと書いたけど、たまに大事なところもすっ飛ばしているようで、 このアンケスエンとサリオキスの関係もそう。

スネフェルとナイルキアは、互いの正体を知らぬまま出会い、弱みを見せ合い、共感し惹かれ合う。 再開し愛を確かめ合う。 とても自然だし感情移入もしやすく、良いシーンだった。 この2人の逢瀬のシーンはこの舞台で最も好きなところ。

比べるとサリオキスとアンケスエンは惹かれ合う理由が弱い、 気持ちがついていかなかった。 でもそこまでならまだ良かったのかもしれない。 問題はラストシーン。

ラストシーン

サリオキスとスネフェルの対決。 憎み合い殺し合う2人。

しかし兄と愛する人が憎しみ合うのを憂いたナイルキアの想いを受け継ぎ、 スネフェルを庇ってサリオキスに刺されてアンケスエンは絶命する。

そこで、憎み合うのをやめ和平をとアンケスエンは訴えるのだが、 私には「ナイルキアのように愛する者の手で殺されたかった」、そのように聞こえてしまった。 そこでアンケスエンのことが全然わからなくなってしまった。 私だけでなく、そのように受け取った人も多いみたい。

原作では繊細で気高く誇り高いアンケスエンが、 舞台ではどうにも弱々しく感じてしまう。 主体性や決断力に乏しく状況に流されているよう。 そんな彼女だからこそ、最後の庇ったシーンでも上で書いたように感じてしまったのでは。

いろいろと良い舞台だと思うけど、特にこの一点のおかげでモヤモヤしてしまった。 特に私が譜久村推しというのもあってなんともスッキリしない。

誰も愛さないと言ったアンケスエン、 誰にも愛されず愛することを知らなかったスネフェル、 似ている部分もある2人、 この辺りもう少し掘り下げれば、アンケスエンにももっと深みが出たろうにと思う。

演者

全員書くと大変なので気になったメンバーを。

譜久村聖

アンケスエンについては上に書いたけれど、 演技・歌に関しては特にあれこれ言うことはない、良かったと思う。 まだまだ序盤、奴隷として対面したサリオキスに恋してしまいキャッキャしている姿は新鮮だったし可愛かった。 歌、ラストシーンで愛を歌うのだけれど、良い歌を聞かせてくれている。

ふくちゃんは基本的に「お姫さま」な役が多い。 今回もそう。 続11人いる!では王さまを、これまでと全く異なる役を演じきってくれたけど、 ふくちゃんはこんなこともできるんだ!とえらく感動した。 もっといろんな役を見てみたい。 これもふくちゃんのイメージなのかな。 これらを払拭出来る日がくると良いな。 出来たと思ったんだけどなあ。

佐藤優樹

これは難しい役だ。

物語の語り部であると同時に役も演じているのだけど、 それが何者なのかよくわからない。 エステーリア王妃の侍女でありサリオキスを救う役ではあるのだけど、 ミステリアスすぎて最終的には裏切るんじゃないのかなと思えるくらいよくわからない雰囲気をまとっている。

はっきり言って完全に浮いている、感情が見えづらい。 そして滑舌が良くないのに語り部。 まーちゃんとしては最も苦手とするタイプじゃなかろうか。 これは演出家さんに相談するのもうなずける。

野中美希

フィラメントヴィータから始まり、 順調に役を獲得している感じがとても気持ちが良い。 推されるタイプではないように見えるけど、 それでも前にどんどん出てきているのはそれだけ実力が伴っているから、 伴ってきているからなでしょう。

歌に演技にハープに、どれも良かった。 個人的にはまだ互いの正体を知らぬ幸せな一時を過ごすスネフェルとの歌がとても良かったし好き。

サントラCDの完全版が出るなら、ナイルキアのハープ演奏もぜひ収録してもらいたい。

石田亜佑美

素晴らしい。 何から何までスネフェルだった。 ああ、スネフェルってこういう人だよねと自然と思える。 横柄で高慢、愛されない寂しさと愛する人をできた穏やかな一時、 諦めと狂気、 いろんな表情を多彩に見せてくれる。 石田さんの演技、好きだなあ。

「太陽の神殿」編では舞台全てを統べる存在だった。

これからも舞台が続くなら、来年からはあゆみちゃんが座長になるんだろうな。

工藤遥

ふくちゃんが「お姫さま」ならハルちゃんは「少年」。 何を演じても少年感が出ている。

そのまっすぐさがサリオキスに合っていた。 どぅーがこれまで演じた中で、見てきた中で一番ハマっているように見えた。

生田衣梨奈

とても良い。 ハマってる。

演技や殺陣の最中にアクロバットが入るのだけど、それが結構自然なのである。 よくマンガやアニメで戦闘中に無駄に(?)くるくる回ったりすること多いけど、まさにそれ。 でもそれが自然にできてるのがすごい。 これまでの鍛錬のおかげでしょう。

コンサートでアクロバットするのは正直反対なのだけど、それが活きてるのがいい。

あと歌もとても良かった。 鞘師さん卒業後からコンサートで歌う機会も増え、そこから堰を切ったようにぐんぐん良くなってる。 やはり歌わせるのは大事だと思う。 ふくちゃん、小田ちゃんに偏りすぎ。

飯窪春菜

これまでの舞台でも、大きな役ではないけれど毎度評判の良い演技をしている。 今回も本当に良いキャラを演じている。 ソロ歌唱もがんばってます。

飯窪さんには、そろそろ主役クラスの役を演じてもらいたいな。 演じさせてあげてほしい。

横山玲奈

恐れ入った。 ほんの1年足らず前は普通の女の子だとは思えないほどの舞台度胸。

主にギャグパートを担うといっても良い立場だけど、 しっかり笑いと取っていくし、 この子がでたらきっと面白い、短い時間でそう思わせてしまうのすごい。

その他

ハロプロ研修生、演劇女子部はセリフもほとんどなくて完全にモブだった。 石井杏奈ちゃんを見た記憶がない。 もう少しなんとかならなかったのか。

元宝塚のお2人はさすがすぎて言うことがない。 こういう人達が脇を固めてくれると舞台が引き締まる。

まとめ&その他

ところどころ割と真面目なシーンの裏で何人かがちょっと面白いことをしていることがあるんだけど、 そっちが気になっちゃって真面目なシーンの方のセリフがなかなか頭に入ってこないことが幾らかあった。 面白いんだけど、それってどうなのかなって思ってしまった。 面白いんだけど。

気になるところは多々あるけど、いい舞台だったしまた見たい。

それはそれとして、そろそろ誰も死なない舞台をやってくれないかなあ。 人数も多いことだし群像劇とか見てみたい。

モーニング娘。'17コンサートツアー春〜THE INSPIRATION !〜【感想】

セトリ

セトリ等はこちら。

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日本武道館(5/29更新)

楽しかった。ただただ楽しかった。 後半戦も終わりかけ、愛のジョークの時に、ああもうすぐ終わってしまう、と思ったら寂しくて涙が出てきた。 こんなことは初めてかもしれない。 これまでにも卒業の絡まない武道館は何度もあった。 何が違ったんだろう。

ふくちゃんがリーダーになって以降、2人卒業はしたけれどグループとしては徐々に成熟に向かっていっているのかな。 13期が入ったことによってお尻に火がついた12期が熱くなり、 その13期は最初からよく出来る。 13期が出来るのはパフォーマンスだけではなく、グループにもすんなり溶け込んでしまった。 上から下までの一体感は2015年以降では一番なように思える。 9期10期11期は少しずつではあれ自信がついてきているようにも見え、それがコンサート中に溢れ出ているよう。

ふくちゃんは最後の挨拶で 「この武道館に立てていることは自分たちのやってきた成果でもあると思う。過去のモーニング娘。に負けない!」 といったことを言い切ってた。 自分たちに自信を持ったのか、持とうとしたのか、ともかくこんなにも決意を見せたのを私は初めて見た。とてもかっこいい。 言うのに緊張しただろう、それでも言いたかったんだろう。

しかもこの日は道重さんが見に来ていた。 TIKIBUNのキャンペーンでの道重さんの言葉に「超えていけ、過去も、私も」というのがあった。 ふくちゃんはリーダー歴が間もなく道重さんを超える。 ふくちゃんは、歴代の誰でもないリーダーであるし、歴代のどれでもないモーニング娘。を作っている。 そういうのを、自信というか実感できてきたのかな、そうなら嬉しい。

この公演で、改めてふくちゃんについて行きたいって思った。

それにしても、さゆに見に来てもらえたことが嬉しい。 メンバーもずっと見に来てほしいだろうと思っていただろうに、それが叶って良かった。 個人的なことを言ってしまえば、道重再生で一番嬉しかったのがこれかもしれない。

公演中のふくちゃんは、笑顔だけでなく歌やダンスやワイワイやってるのなどなど、 あらゆることから楽しい!って気持ちが滲み出ていた。 What is LOVE?の歌い終わっての「センキュー!」やコンサートホントの最後の「ありがとうございました!」だって いつもの声とテンションが全然違うんだもの。 そいいう風にコンサートができるふくちゃんであることが嬉しい。

モーニング娘。はやっぱりいいなあ。

仙台(5/25更新)

岡山が振り替えにはなったものの、とりあえずのホールラスト。 そしてあゆみちゃん凱旋。

仙台に来るとよく思う、あゆみちゃんって熱い人だなあと。 宮城、東北の出身ということをとても誇りに思っているし、背負ってもいるように感じられる。 いろんな地方のメンバーがいるけど、ここまでの想いを抱いている、少なくとも表に出しているのは彼女だけではなかろうか。

そしてファンのことをとても信頼しているというか一緒に歩んでいるというか。 上手いこと表現できないけど、あゆみちゃんとそのファンの関係はとてもいいものだなあと感じる。

ホールラストという気負いは特に感じることもなく、 これまで通り精一杯のパフォーマンスをしてくれたと思うし、ただただ楽しい時間だった。

9期13期のシルバーの腕時計はありがたいことに何回か聴かせてもらっている。 初日に衝撃を受けて以降は大きな変化は感じられなかったけど、 仙台で聴いたときにはもう第一声から、よりいっそうのか細さ、繊細さを歌に乗せてきていて震える思いで聴いていた。 落ちサビは更に超えてくる哀しさが胸に迫ってくる。 歌はとても切ない、でもダンスは激しい、それが心の中を表現しているよう。 ふくちゃんは歌の世界をじっくりと読み解いて作り込んでくるタイプ。 思い描いた世界を表現できるような実力もついてきた。 素晴らしいと思う。 単に歌う能力だけ言えば上手い人はたくさんいると思うけど、 表現しようとすること、それを歌声に乗せるということ、 この能力はとても高いと思う。 なにより私はふくちゃんなりの解釈がとても好き。

ここ以外にも、いつもとは違う、ふと優しく歌うように聴こえるところもあれば、 より豊かな声を響かせているところもあり、 ツアー中でもどんどん変化がでてくる。 インフルもあったし舞台稽古もあり、もしかしたら万全ではなかったかも? と思えるようなところもあったけど、このツアー中で一番良い歌だったと感じた。 やっぱりふくちゃんの歌、好きだなあ。

あと野中ちゃん、彼女の歌も変わってきたなあと思う。 ツアーの始めの頃は、私のイメージする彼女の歌声よりはちょっとお弱いような、 どちらかというと丁寧に歌いすぎているのかなという印象だった。 それがだんだんと強くなってきたと思う。 いい感じ。 ジェラシージェラシーのソロパートも初日とは別物、非常にかっこよい。 しびれる。 ただ、2番ということもあり今後聴く機会が極端に減るのが残念。 今のうちにちゃんと耳に残しておきたい。

次は武道館。 千秋楽ではないけど大きな舞台。 セトリも少しは変わるかも? とても楽しみ。

札幌(5/8更新)

回避に回避が重なったまーちゃんの地元コンサートがようやく実現。 13人揃った形で札幌で出来たのは初めて。 嬉しいね。

まーちゃんは休んでいる間に身体も鍛えただろうし、そこでしか経験できないこともしただろうし、 モーニング娘。としての活動が何もできないことでたくさんのことを考えたんだろうなって思う。 休み明けに見るまーちゃんは一味も二味も違う存在になってた。 異常に色っぽい姿を見せるのは違う理由かもしれないけど、 コンサート中、メンバーにすごく近くなったしファンへのサービスもとても篤い。 パフォーマンスもこれまで以上に自由になってる気がする。 時間が何かを与えてくれたのかもしれない。 常々感じてるけどモーニング娘。は忙しすぎてじっくり腰を据えて何かをすることができないのが残念というかもったいない。

話が逸れたようだけど、そんな生まれ変わったまーちゃんが見せる札幌での表情は、 嬉しいとか楽しいとか、そういう言葉を振り切ったようなテンションの高さだった。

いい凱旋だった、いいまーちゃんだった。それに尽きる。

話は変わってMCはまーちぇるだったんだけど、この2人はとても興味深いなあと思う。 2人とも好きなのでそう感じるというのはあるかもしれないけど、 お互いがお互いをよく似ていると言っていて、 ちぇるはそれを嬉しそうに話すんだけどまーちゃんは嫌そう。 でも別に嫌っているわけではないのはよくわかる。 このツアーでまーちぇるで歌うところが幾つかあるけど、 がっつり肩を組んでお互いの顔を見ながら歌う姿はとても熱い。 まーちゃんはちぇるのことをとても認めているんだと思う。 インスピレーション!の最後のフェイク、 まーちぇるがセンターで歌うんだけど、あれがとても良い。 上手でふくちゃんと小田ちゃんが同じくフェイクしているにもかかわらずセンター見たくなるほど。

それにしても、譜久村・佐藤・小田に野中が加わるこのポジション。 地道に実力で少しずつ勝ち取っている感じがとても清々しい。 本当に努力の子なんだなと思う。 他のメンバーが努力してないなんて思わないけど、どこかそう感じてしまう。 舞台でも一歩一歩重要な役を着実にもらっている。 本当に見ていて面白い。

京都・名古屋(4/30更新)

京都

まさか卒業発表があるとは思わなかった。 え!?とは思うものの本人の話を聞くと納得してしまうのは、良い卒業なんだろうなと思ったりも。 考えてみれば、一番卒業後をイメージしやすいメンバーだった。 いつものことだけど、寂しさはあっても悲しさは覚えない。 この発表を機に、また一歩も二歩も階段を登って行くであろうどぅーが今は楽しみ。

発表直後のブラボーはなんだか熱かった。 メンバーもヲタもそれはもう気持ちが高ぶっているものだから。 ぽんぽんがどぅーをセンターに引っ張っていくのも良かったし、 みんな涙目になりながらも笑顔で歌って踊って、そこにいろんな感情が詰まってた。 私もずっとキンブレをオレンジにして振ってた。

まーどぅーだなあというシーンもたくさんあった。 What is LOVE?の最初のまーちゃんの煽りで、 いつもは1人なのにどぅーを引っ張っていって煽ってきたのは最高に熱かったし泣けた。

個人的には浜松から1ヶ月以上空いていたので結構新鮮な気持ちで見れた。 楽しかった。 やっぱりモーニング娘。が大好きだな。

あと会場がとても良かった。 これまで入った中でもトップレベル。 またここでやってほしい。

名古屋

愛知芸術劇場、ここでやったのはGMML以来らしい。 その時は12期は加入していたけどパフォーマンスはしていなかった。 まりあにとっては初の芸文での凱旋。 当時は見ているだけだった場所で歌って踊れるのはどんな気持ちなんだろう。

昼公演の最後の全員MCでは久しぶりに「ホップ・ステップ・まりあジャンプ」をしたり、 得意の茶摘みを披露してみたり、ポメラニアンワンワンが聴けたり(巻き込まれた石田さん笑)、 ふくちゃんに促されるままにぺこりんこしたり、 こういう時に地元のメンバーをフィーチャーするのはなんど見ても良いなと思うし嬉しい。

それにしてもふくちゃん、ぺこりんこ好きすぎる(笑)。 かしましの日替わり(?)コメントが流れるビジョンがあるけど、 そこでも「ぺこんりこ♡」ってしてるし。

この日は珍しくふくちゃんがポニーテールをしていた。 最初は編み込みをしていたらしい(私が気付いたときにはゴムが切れた後で全部おろしていた)けど、 暑いからって一度着替えに捌けた後に一本に結んでいたそうな。 ポニーテール嫌いのふくちゃんが! 夜は最初から最後まで。 レアなものを見れて嬉しかった。

コンサートの最初の方、なんの曲だったか(123かな?)、 いつもは強めにふくちゃんが歌うところ、妙に優しく聞こえる箇所があって、 ちょっと驚いたんだけど、たまにそうやって工夫を混ぜていくのかな? まあ気のせいかもしれないけど。

昼公演はファミ席で3階斜めからの眺め。好きな眺め。 この時は誰かを注目するのではなく目に止まったメンバーを見ようと思ってたのだけど、 意外と言っては失礼だけどあかねちんによく目が行った。 たぶん基本を大切にしているんだろうなと思う。 上半身が痩せてきてスッキリしたのを、姿勢がいいのも大きい気がする。 まだまだ「上手い!」と言われるには及んでいないけど、今でも良いもの持ってるなあと改めて気付かされた。

京都・名古屋と見て、ブーツではなくスニーカーだったり、腕や脚にテーピングをしているのを見たり、 あまり気にしないようには思っていても気になっていまうところではある。 最後まで全員元気にツアーを終えられるよう願う。

横浜(3/24更新)

やっぱり単独ツアーの初回公演はドキドキする。

BRAND NEW MORNING

OPで13期2人が外套を脱ぎ捨ててのBRAND NEW MORNINGの始まりは熱すぎる。 まさに新時代の幕開けに相応しい曲とOPだと思う。 復活したまーちゃんが変わらぬ笑顔で旗を振っていることに感動を覚える。

メドレー①

updated曲と最近の曲をMIXしたメドレーが新鮮。 いつもと違った展開にノリがついていきにくいところもあるけれど、 散々聞いた曲を違った形で聞かせてくれるのはいろんな人にとって優しいと思う。

私のなんにもわかっちゃない

CD音源化はまだ? サビのまーちゃんソロはつい見て聴いてしまう。 完全にものにしたなあとゾクゾクする。

回替わり(シルバーの腕時計/Give me 愛/Please!自由の扉)

今回のツアーは今のところ1パターンで、13期を軸にした回替わりがあるのみ。

頭から9期+13期、10期+13期、11期12期+13期。

初のツアーで13期を推しているのはとてもよいことだと思うし、 それをこなしている2人はすごいと思わざるをえない。 11期と12期はわけてくれるともっと嬉しかったなって思う。 個人的に12期には大変注目しているので、 初の先輩となった12期と加入したばかりの13期の組み合わせ、興味あったな。

9期13期のシルバーの腕時計なんだけど、 オリジナルの田中・鞘師を今は譜久村・横山で歌う。 以前の関係を今にするとこの2人になるんだなと思うと、譜久村推しとしては感慨深い。 ブランニューのMVで、よこちゃんの歌声って香音ちゃんに似てると思ったけど、 これを聞くと当時の鞘師さんにも近いなと思って不思議なものがある。

で、この腕時計のふくちゃん、特に落ちサビのソロパートに衝撃を受けてしまった。 もともと曲の世界に入り込む、作り込むことを大事にしているふくちゃんだけど、 このパートではその度合いがすごい。 実際に泣いてはいないけど、これは心で確実に泣いている。 基本的にソロパートではペンライトを振るのだけど、この時はその手が止まってしまった。 心を奪う歌声というのはこういうものなんだろう。

女子かしまし物語

やっぱり新人が入ったらこれ。 今回はビジョンの映像がとても凝っていて、 メインだけでなく左右の縦長のビジョンに、 おそらく日替わりのメンバーのコメントが流れるのが面白い。 ふくちゃんの場合、横浜では「今日のアンパンマン面白かった」、浜松では「真野ちゃんとご飯いった」など。 どこを見ていいのか迷ってしまう。

Loving you forever

本当に良い曲、涙がこぼれてしまう。

9期から期ごとに歌い始めるんだけどその構成がとても良い。 初回、9期が歌い他が後ろの2階部分で控えているのを見て、 ぽんぽんがどこか遠いところへ行ってしまうような、そんな雰囲気をうっかり感じ取ってしまった。 もちろんそんなことはないんだけど。

「2人一緒に」と歌いながら一歩こちらに歩んでくれるのがとても好き。

モーニングコーヒー

みそ汁ではなかった。 20周年、ハロコンでは愛の種も歌ったし、やっぱり歌うよね。 ユニゾンがとても気持ち良い。

メドレー②

TOP!って久しぶり?私にとっては初めて? あまり記憶にないけど、ともかく聴けて嬉しかったなあ。 演出がここも凝っていて、 メンバーの動きとビジョンの映像が連動していて、見ていて面白い。 ただ、これは全体的にだけど、個人的にはメンバーの歌っている映像を流して欲しい人なので、 あまり演出が目立ちすぎないで欲しいなとは思う。 たまにこれくらいするなら全然あり。

ワクテカ、そういえば最近やってないなあと開演前に話してたらきた。 これくらいの間隔で歌ってくれると程よいかも。

いきまっしょい!はちょっと前に聴いた気がするけど、 これはやっぱり楽しい、跳ぶのが楽しい。

What is LOVE?の始まりは、音を控えめにメンバーの歌の力強さを感じさせてくれるもので最高にかっこいい。 上にも書いたけど、こうやって聞き慣れた曲を違った形で見せてくれるのはいいなあと思う。

青春Say A-HA

早くも新曲、というか未発表曲。 わかっちゃないと同じ道を歩まなければいいけど、、、

これはとても好き。

メンバー自身の特徴、それもコンプレックスに感じてそうなところ? こんな私でごめんね、いいのかなって思いを持って青春しようと青春してる(青春じゃないって思うところがまた青春)等身大の女の子。 つんく♂さん全開の歌詞。 そんな詞を明るく賑やかに歌ってるのいい。 こんな感じの曲調は最近はあまりなかったかな。 フリも簡単で踊っていて楽しい。

君の代わりはいやしない/わがまま 気のまま 愛のジョーク

このあたりはいつも通り、ヲタクが叫ぶ系のが盛り上がり曲として後半に置かれている印象がある。 だけど諸々ここに集中してなくて、そのあたり考えてそうな印象もある。

インスピレーション!

生で見たのは初めてかな。 こんなに楽しい、幸せな曲だったっけ。 みんながとても楽しそうにワイワイしているのはやっぱり見ている側も楽しいし幸せな気持ちになれる。 あと、全員に歌割りがあるのもいいね。

最後のフェイク?譜久村・佐藤・小田に加えて野中ちゃんがいたことに胸が熱くなる。 歌える彼女、ようやく歌で推され始めたようでとても嬉しい。

本編ラストだけど、全体の最後でもよかったかな? 幸福感に包まれたまま終わるのも良いなって思う。

ジェラシー ジェラシー

MVでも好きだったけど生で見るとより歌の力を感じて良い。

ラップパートでコール&レスポンスみたいになるのすごく楽しい。 最近(?)あんまりこういうのなかったな。 そんなラップからの2番や落ちサビふくちゃんソロへの流れがとても気持ちが良い。

この曲でもラップやソロパートでちぇるが大活躍。いいね、いいよ。嬉しい。

まとめ

9期の加入からずっと見ているけど、 あ、なんか違う時代に入ったと感じたのはその9期加入以来かも。 それくらい空気が違うような気がする。 加入間もないのによくできる13期と、その2人をちゃんと使ってくる構成がそう思わせたのかも。 12期の、特に野中・牧野も目立ち始めていて、上から下まで一緒になってコンサートしている感じが今までの中でも強いと思う。

昔と最近と、曲のバランスもいいし、よくやる曲にも工夫が見られて面白い。

まーちゃん、少しは抑え気味にするのかなと思ったら全くそんなことはなかった。 大丈夫かなと思わなくはないけど、そこはまーちゃんやその周りの大人を信じて、 彼女の今のパフォーマンスをただただ堪能したい。

ふくちゃんはすっかり貫禄ある姿に。 グループとしてのセンターは間違いなく彼女だろうし、そう思わせる空気をすっかり纏うようになったなと思う。

あと、上にも書いたけど今は12期がすごく面白い。 初めて先輩になって、有能な後輩が入って、 でも2年以上の経験を積んでいるのを私は知っているし、それぞれの成長も実感している。 そんな4人がどういうパフォーマンスを魅せてくれるのか、すごく楽しい。 パフォーマンスだけでなくMCも。

ようやく全員揃ったモーニング娘。'17、最高だった。 やっぱりモーニングの単独コンサートに入っている時が一番幸せを感じられる。